HOME > FPの住宅ローン解説と選び方 > 上手な特約付き住宅ローンの選び方
目新しいところでは、昨年CMに登場した「三大疾病保障付住宅ローン」があります。
「がん、急性心筋梗塞、脳卒中」と診断されたら住宅ローン残高がゼロになるというフレーズはたいへん話題になりました。
その後各社が追随し、「三大疾病」だけでなく、
他の病気やケガで入院した場合も「入院一時金10万円」と「最長2ヶ月分のローン返済額」を充当する「入院保証」の付いた商品や、
3大疾病に高血圧性疾患、糖尿病、慢性腎不全、肝硬変の四つの生活習慣病を加えた
「七大疾病保障付住宅ローン」を取り扱う金融機関も現れました。
これらの商品はたいへんな人気で、契約数も大幅に伸びているようです。
ただ、人気があるからといって安易に加入することはおすすめしません。
特約が付くことで0.3%程度の金利が上乗せされるため、お支払いの負担が増えてしまいます。
さらに、実際に給付を受けるには、脳卒中になっても言語障害などの後遺症が継続した場合に限られたり、
急性心筋梗塞になった場合でも60日以上働けない状態が続いた時などといった厳しい条件が付くためです。
加入を検討する場合には、ご自身がかけている生命保険を見直すなどして、余分な支出を減らすことが重要になります。

また、保証内容ではなく、返済のしやすさで差別化を図る金融機関も現れました。
そのひとつに「預金連動型住宅ローン」があります。
これは、「ローン残高から預金残高を差し引いた金額にのみ利息を支払えばよい」というものです。
つまり、3000万円のローンのある方が、1000万円の預金を預けている場合、
2000万円分しか利息が発生しないという画期的なものです。
これならば、繰上げ返済しなくても支払利息を減らす事ができますので、急な出費に対応できます。
また、住宅ローン控除を受けることで減税の恩恵も受ける事ができます。
頭金を多めに準備されている方にはたいへんお得な特約です。
ただし、金利が0.5%ほど上乗せされますので、
資金に余裕のない方が選ぶと支払い総額が増えてしまいますので注意が必要です。
今回紹介した特約は最近話題になったものです。
現在でも、新しい特約の付いた商品が次々と開発されていますので、
近い将来に住宅購入をお考えの方は、物件だけでなく金融機関の動向も事前に調査しておくといいでしょう。
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