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繰上げ返済の方法について

繰上げ返済の方法について

繰上げ返済の方法は大きく分けて2種類あります。

ひとつは、「返済期間短縮型」という、毎月の返済額は変えずに支払い期間を短縮する方法です。

期間短縮により支払う利息の額が大幅に減少しますので、繰上げ返済した効果は大きいものになります。

しかし、一旦短縮した期間は元に戻せませんので注意が必要です。

お子さんの教育費や急な医療費など、まとまった出費に充当する蓄えがないと、将来の生活資金に不足が生じる恐れがあります。

そのため、返済額にゆとりのある方や、共働きなどによる世帯収入の多い方におすすめの方法です。

もうひとつは、「返済額軽減型」という、支払い期間を変えずに月々の返済額を減らす方法です。

返済期間短縮方に比べ支払い総額は多くなりますが、月々の返済額が少なくなりますので生活費にゆとりが生まれます。

育ち盛りのお子さんのいらっしゃる世帯はこの方法を選ぶといいでしょう。

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繰上げ返済の手数料について

フラット35の場合手数料は無料ですが、公庫融資の場合には有料となっています。

(返済期間短縮型が一回3150円、返済額軽減型が一回5250円の定額)

いっぽうの民間の住宅ローンの場合、ネットバンキングなどでは無料を打ち出しているところもありますが、ほとんどの場合が有料です。

金額もローンの種類や選択した金利形態、返済額など条件によって大きな差があります。

(無料〜5万円台までと様々)

ちなみに、一回の繰上げ返済の額は、フラット35や公庫融資の場合100万円以上から可能になっていますが、

民間の住宅ローンの場合には最低金額を設定していないところもあります。

このように、将来の繰上げ返済を考えた場合、返済のしやすさやその手数料は住宅ローンを選ぶ際の大きなポイントとなります。

ご自身の所得に対して、返済額にゆとりのある場合には、繰上げ返済のしやすいプランを選ぶことも必要になります。

ただ、繰上げ返済のしやすさを重視するあまり、金利の高いプランを選択する事がないように注意しましょう。

住宅ローンは借入金額が大きいため、わずかな金利差でも支払い総額に大きな差が生じてしまいます。

選択の際にはあくまでも金利の低さを最優先し、その次の比較対照として繰上げ返済のしやすさに注目する事が必要です。


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執筆ライター 豆知識

【プロフィール・実績など】
ファイナンシャルプランナー技能検定2級・日商簿記2級取得。5年ほど前まで、損保・生保の代理店を経営。

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