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上手な返済プランとは

融資を申し込む際に重要になるのが「変動金利と固定金利のどちらを選択すべきか」という問題です。

固定金利の場合、長期間同じ金利で借り入れする事ができますので、低金利の時にはぜひ利用したいプランです。

一方の変動金利は、市場の短期金利に応じて半年ごとに金利が見直されます。

そのため、金利の低下局面においては有利に、逆に金利の上昇局面においては不利に働きます。

以下に、それぞれの金利プランをさらに細かく分類し、選択の際のポイントを紹介します。

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固定金利

全期間固定金利型

借入期間の全期間が固定金利のローンです。

フラット35は最長35年間固定で借り入れできましたが、民間の住宅ローンでは、例えばA都市銀行では最長20年間までといったように、金融機関によってプランが様々です。

そのため、この点についてあらかじめ確認が必要になります。

また、店頭基準金利を見ますと、20年間固定型でおよそ4.3%(A都市銀行 8月時点)と高めに設定されています。

変動金利で借りた場合にはおよそ2.4%ですので、長期間の借り入れの場合に、このプランを選択するのはあまり現実的とはいえません。

そのため、フラット35の融資条件に当てはまらない方や、フラット35で不足した資金の融資を受ける方で、比較的短期間の融資を固定で借り入れしたい方が対象になります。

当初期間固定金利型

借入期間の始めの3年・5年・10年といった一定期間が固定金利のローンです。

固定金利の期間が終了した後は変動金利に移行して再び固定金利を選択できないものと、固定金利・変動金利の両者を自由に選択できるものがあります。

将来の返済プランに大きな影響が出ますので、お申し込みの際にはしっかりと確認をする必要があります。

現在、銀行などではこの商品を積極的に販売していますので、様々な優遇金利が設定されています。

給料振込先に指定するなどして優遇金利やキャンペーン金利が適用される方にとってはたいへんお得なプランです。

変動金利

変動金利型

このプランで注意しなくてはならないのが、融資開始直後の急激な金利上昇です。


「最初の5年間は、たとえ金利が上がっても、月々の返済額が変わらない」という決まりがあるからです。


開始から5年間の金利上昇分が6年目以降の元金に繰り込まれる仕組みになっているため、5年間払い続けても6年目の元本がいっこうに減っていないという事態もありえるのです。

いつでも固定型に切り替えが出来ますので、金利が上昇し始めたら借り換えも視野に入れなくてはなりません。


金利が上昇し始めている現在、将来の金利水準をしっかり見極める事ができる方は、金利の低い変動金利型を選択するのもいいかもしれません。

上限金利設定型

上限金利設定型は、変動金利ですが、特約期間(5年・10年)の間は、あらかじめ設定された上限金利を超えることがないプランです。

そのため、金利の低さと、急激な金利上昇へのリスクヘッジという2つのメリットを受けることが出来ます。

特約期間終了時には、上限金利設定型を続けることも出来ますし、固定金利や変動金利にも変更が可能ですので利用しやすいプランになっています。


金利を比較しますと、変動金利型に比べ少々高めに設定されています。


例 A都市銀行 8月1日申し込み
変動金利型 2.375% 
上限金利設定型 5年 2.550% 10年 2.900%
当初期間固定金利型 5年 3.25% 10年 3.75%

ただし、このプランを取扱っている金融機関はあまり多くありません。

当初期間固定金利型を選択しようとお考えの方で、申し込み先の金融機関が上限金利設定型を取り扱っていた場合には、選択肢に入れることをおすすめします。


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執筆ライター 豆知識

【プロフィール・実績など】
ファイナンシャルプランナー技能検定2級・日商簿記2級取得。5年ほど前まで、損保・生保の代理店を経営。

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